飲みすぎで辛い…二日酔いの吐き気を抑える4つの方法
お酒を飲んだ翌日に体調不良になる二日酔い。
頭痛や吐き気というのが特徴的な症状ですよね?
頭痛ならまだしも、吐き気がヒドイと仕事も手がつきませんから困ったものです。
なぜ二日酔いになると吐き気が出るのでしょうか?またどんな対策があるのでしょうか。
ここでは、二日酔いの吐き気を抑える4つの方法について紹介していきます。
二日酔いで吐き気が起こるメカニズム
二日酔いになると出る症状としてよく知られている吐き気。
お酒を飲んだら、どうして吐き気に襲われてしまうのでしょうか?
実はアルコールは、胃酸の分泌を促す役割を担っています。
胃酸は必要な時に分泌量が多くなるのですが、特に必要としていない時に胃酸を多く分泌するので、胃酸過多の状態に。
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胃酸過多は胃の動きが活発になっている証拠。
しかし、食べ物がそれほど入っていない状態で胃酸過多になると、胃酸によって胃の壁が溶けてしまいます。
するとうまく胃が機能しなくなり、吐き気へと繋がるのです。
アルコールに含まれる成分も関係している
さらに吐き気の原因として考えられているのが、アルコールの分解過程で生じる物質「アセドアルデヒド」や、アルコールに含まれているメタノールなどです。
また非常に稀ですが、低血糖症によって吐き気が起こることもあります。
二日酔いの吐き気を抑える4つの方法
胃酸過多などが、吐き気を引き起こす主な原因であることが分かりました。
発生した吐き気を抑えるには、以下の方法を用いるのが良いとされています。
- 生姜の摂取
- 重曹水を飲む
- 水を大量に飲む
- 内関(ないかん)を押す
では、この3つの方法について、次から詳しく見ていきます。
1:生姜の摂取
吐き気を抑えるには、市販されている薬を飲むというのが一番ですが、あまり薬に頼りたくない人もいますよね。
そんなときには「生姜」を用いてみましょう。
古くは船酔いの民間療法として広く伝わっているもので、現在でも多く利用されています。
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生姜を擦ってしょうが汁にしたり、スープに入れて飲むということでも、十分な効果が期待できます。
お寿司屋さんに置いてある紅しょうがやガリでも効果はあるとのこと。
2:重曹水を飲む
生姜以外であれば、重曹も大きな効果を発揮します。
重曹は体内に取り入れることで、酸性度を低下させてくれます。
胃酸過多で体内が酸性状態になっているところを、中和してくれる役割を担うので、吐き気を防いでくれるのです。
- 水200mlを用意
- 市販されている重曹を小さじ1杯入れる
- よく混ぜて重曹を溶かしたら完成
吐き気を感じたら飲むようにすると、胃腸がグルグルと音を立てるようになり、活発に活動していることが分かるでしょう。
効き目が切れたと思ったら、再度飲むと効果が持続しますよ。
3:水を大量に飲む
生姜や重曹が家にない場合は、とりあえず水を大量に摂取しましょう。
水だけでは水中毒になる恐れがあるので、塩分を摂りながら水を飲みます。
酸性状態になっている体を、水分によって酸性度を低下させて症状を和らげることができます。
さらに、水は二日酔いの予防や回復に大きな効果が期待できる、「最大の栄養素」。
よく言われているコーヒーやお茶を飲むというのは、できることなら避けましょう。
胃に負担がかからないようにするのが一番ですから、刺激が強いこれらの飲み物は逆効果ですので控えるのが一番です。
内関(ないかん)のツボを押す
体には数百とも言われるほどのツボがあります。
古くは、船乗りが船酔いの吐き気を抑えるために用いられたと言われるツボは、二日酔いの吐き気にも効果があるのだとか。
そのツボが、「内関」であり、ここを3分ほどグリグリと押すと効果が見込めるのです。
手のひらの下にある、しわ部分からおおよそ指3本分ぐらいのところに、内関はあります。
手を握って力を入れると、2本の筋ができますよね?
その中間部分が、内関です。
いかがでしたか?
二日酔いで現れる特徴的な症状である吐き気。
それを対処するには、生姜や重曹、さらには水というどこの家庭にもあるもので十分効果があります。
何も手が付けられないほどツラい二日酔いによる吐き気を、今回紹介した方法でかなり改善できますから、参考にしてみてくださいね。
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