【新常識】二日酔いに起こる3つの症状と、症状別の解消法
飲みすぎた昨日を後悔するほどにツラい二日酔い。
絶対にお酒はもう飲まないとその日は誓うのですが、それでも結局同じ目に遭遇してまう人も、多いですよね?
そんな二日酔いですが、吐き気や頭痛、下痢などの症状に悩まされます。
しかし、どうして二日酔いになると、こうした症状が発生するのでしょうか?
二日酔いになる原因
二日酔いになる原因は、肝臓が分解できるアルコール量を超えてしまい、処理しきれない分が体内に残ることによって発生します。
人間の体がアルコールを分解できる量というのは、1kgあたり1時間で0.1g程度だと考えられています。
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この計算に当てはめると、体重60kgの人は1時間に6gほどのアルコールが分解できることになりますね。
もちろん個人差はありますし、アルコールに対して耐性がなければ少しのアルコールでも、すぐに顔が真っ赤になってしまうこともあります。
二日酔い時に起こる3つの症状
二日酔いになると、代表的な症状が3つ発生します。
その症状とは以下の通りです。
- 頭痛
- 吐き気
- 下痢
風邪のときに感じる諸症状と二日酔いでは、症状の感じ方に大きな差があるようです。
次からは、この3つの症状が起こる仕組みと、対処法について見ていきます。
1:頭痛
二日酔いの主な症状に頭痛があります。
次の日が仕事だった時、この頭痛はかなり厄介なものですよね?
アルコールを分解した過程で登場するアセドアルデヒド。
これは毒物で血液に入り込み全身を駆け巡ります。
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血液に乗って脳の血管を通るのですが、アセドアルデヒドは血管を拡張させる働きがあります。
血管が拡張すると、周囲にある筋肉が圧迫されるので鼓動と連動するようにズキズキとした頭痛を感じるわけです。
つまり、二日酔いのときの、ズキズキとした特徴的な頭痛は、アルコールを分解する過程で発生した「アセドアルデヒド」が主な原因になっているのです。
では二日酔いの頭痛を解消するには、どういった手段を取るべきなのでしょうか?
アセドアルデヒドという毒物を、素早く体外へ排出させるのが頭痛を解消する一番の方法。
それには肝臓の機能を活発にさせて、分解を早めてあげなければいけません。
それには、以下のような食品を摂取する必要があるでしょう。
- しじみの味噌汁
- グレープフルーツジュース
- 柿
- ハチミツと生姜を溶かしたお湯
- コーヒー
この中でも、「しじみの味噌汁」と「コーヒー」は頭痛を解消するのに、大きな助けとなるでしょう。
しじみに含まれている、グルタミンは弱った肝臓を活性化させる働きを持っているので、毒物の分解を早めてくれます。
そして、コーヒーに含まれているカフェインは、血管を収縮する役割を持っているのです!
血管が拡張し、周囲の神経を圧迫させるために発生した頭痛を、一時的にですが解消をしてくれます。
2:吐き気
二日酔いの症状で、最も迷惑なのが「吐き気」ではないでしょうか。
まだ頭痛なら職場で仕事を行うことができますが、吐き気が伴うとマトモに仕事を続けられませんよね?
お酒を飲む際に、口から取り込みますからどうしても胃や腸をお酒が通ります。
アルコールの影響で胃がダメージを受けるのと同時に、胃酸過多な状態に。
アルコールは胃酸を過剰に分泌させる効果を持っているので、消化する食べ物が無くても胃酸を多く分泌するので酸性状態になってしまうのです。
すると、胃もたれやむかつき、さらには吐き気といった症状が出てしまう訳ですね。
吐き気を解消する方法
不快な吐き気は、すぐに解消したいですよね?
吐き気が起きる、主な原因は「胃酸過多」であることは、説明した通りです。
つまり、胃酸過多の状態を解消できれば、吐き気を解消できます!
必要ないのに、胃液が多く分泌されている訳ですから、胃液を正常に戻すのと傷ついた胃壁を修復しましょう。
それには、以下の食品が効果を発揮してくれますよ。
- 重曹水
- 経口補水液
重曹水は、過酸化した体にアルカリ性を投入することで、中和させるのが目的です。
- 水200mlに小さじ1杯の重曹を入れて、溶けるまでしっかりと混ぜます
- 吐き気を感じたら「常温」のまま飲んでください
- 1日2杯の限度を限度とすること
ずっと効果がある訳ではなく、体の自然治癒が行われるまでの間の、「つなぎ」な役割でしかありません。
それでも吐き気を抑えることができるので、非常に助かるでしょう。
また、吐き気は「脱水症状」によって起こることもあります。
そのときには、水分補給をするのが症状を抑えるのに効果的!
スポーツドリンクでも良いのですが、体液に近い「経口補水液」で補給するのが理想です。
「OS-1」という商品が、ドラックストアで販売されているのでそれを購入してみてくださいね。
3:下痢
二日酔いと下痢がセットだという人も少なくないでしょう。
大量のお酒を短時間で摂取したとなると、腸が全てを完全に分解して吸収出来なくなります。
消化不良になると下痢として排出されますので、お酒を大量に飲んだことによる作用として、下痢がある訳です。
下痢の解消法
下痢は腸の働きが鈍くなり、消化不良を引き起こしているのが最大の原因ですから、腸の働きを強化させます。
それには「胃腸薬」を飲むのが一番手っ取り早いでしょう。
粒より顆粒。顆粒より内服液のほうが効果が期待できるので、薬局などで購入して早めに飲むようにしてください。
いかがでしたか?
二日酔いにおける症状の代表的な頭痛、吐き気、そして下痢。
これらが引き起こされる原因は、アルコールが関係していたんですね。
アセドアルデヒドやアルコールは、自然と抜ける以外に減らす方法がありませんので、体に頑張ってもらわなければいけません。
安静にしたり水分補給をするなどして、乗り切りましょう。
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